
次世代を担うシェフが語る、
“舌触りのバリエーション”に
出会えるNinja Twistiの魅力
日本最大級の料理人コンペティション「RED U-35」でゴールドエッグと岸朝子賞を受賞し、新しい価値観を持った料理人として注目を集める木本陽子さん。
エグゼクティブシェフを務める「表参道いぇん」では、フレンチと韓国料理、日本の食材を融合させた「コリアンフレンチ」という唯一無二のジャンルを提供し、ミシュランガイド東京2024セレクテッドレストランに選出されました。
そんな料理界の若きイノベーターである木本さんに、ハイパワーミキサー・Ninja Twisti(ニンジャ ツイスティー)のパワフルさ、滑らかな仕上がり、内蔵タンパーなどの魅力を語っていただきました。
1991年、東京都生まれ。六本木の「ラトリエ ドゥ ジョエル・ロブション」でフレンチを、韓国・ソウルの「漢城(ハンミリ)」で韓国宮廷料理を学ぶ。2021年、フレンチ、韓国料理、日本の食材を融合させた「コリアンフレンチ」を提供する「表参道HYENE(現・表参道いぇん)」のエグゼクティブシェフに就任。
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Ninja Twistiは
物怖じせずに使える、
信頼できるミキサー
日頃からミキサーを使うことが多い私には、ミキサーに求める2つの絶対条件があります。1つめは「滑らかなものはどこまでも滑らかにできること」。2つめは「どんなに固い食材でも、物怖じせずに撹拌(かくはん)できること」です。Ninja Twistiは想像よりもコンパクトで、この2つの条件を満たしているか、最初は半信半疑でした。そこで、氷よりも固くなる、凍らせた牛乳を撹拌したところ、難なく粉砕できて、これは信頼できるミキサーだと確信しました。物怖じせずに、自信を持って使える点は私にとってすごく大事ですね。

どんなに固い食材も
滑らかにしてくれるパワフルさ
私がミキサーに求める絶対条件を叶えられるのは、Ninja Twistiのパワフルさあってこそです。Ninja Twistiはどんなに固い食材でも、本当に滑らかにしてくれます。2万円前後の価格帯のミキサーだと、どうしても食材の繊維や肉の筋が撹拌し切れずに残ってしまうことがありますが、Ninja Twistiはしっかり粉砕してくれる点がすごいと思います。
パワフルさで言うと、水分量が少なめでも撹拌できる点にも惹かれました。例えば、野菜のピューレをミキサーで作るときは、本音を言えば水分は足さずに、野菜本来の旨味を残したいんです。水分量が少なめでも撹拌できる=余計なものを加えないで済むということなので、思い描いた味を再現するためには重要なポイントなんです。

5つの自動プログラムが生み出す
舌触りのバリエーション
Ninja Twistiには5つの自動プログラムが搭載されていて、撹拌の長さやリズムの変化によって舌触りのバリエーションが出せる点も今までにないミキサーだと感じました。
私がこれまで使ったことのある一般的なミキサーには、撹拌速度の高速・低速ボタン、1回だけ撹拌するボタン、継続して撹拌するボタンが付いていました。例えば、高速ボタンを押して、仕上がりの様子を見ながら1回だけ撹拌するボタンを押してと、そのつど調節する必要がありましたが、Ninja Twistiはそれを全部自動でやってくれます。すごく便利でラクですし、舌触りのバリエーションによって料理の幅もぐっと広がると思います。

内蔵タンパーによって
均一で滑らかな仕上がりに
Ninja Twistiにはタンパーが内蔵されていますが、すごく重宝しています。例えば、ホウレンソウなどの葉物をミキサーにかけると、柔らかい食材なのでどうしてもピッチャーの上部に浮いてきてしまいます。そういうときにタンパーを使えば、食材をピッチャーの下部に押し込むことができるので、均一で滑らかな仕上がりを実現できるんです。「なんでこれまでのミキサーには内蔵タンパーが付いてなかったんだろう」と思うくらいです(笑)。
Ninja Twistiの特長を活かした
3つのレシピ
フレンチと韓国の宮廷料理を学んだ私が「表参道いぇん」で提供しているのは、「コリアンフレンチ」というジャンル。明確な定義はありませんが、意識しているのは“旨味”です。
日本とイタリアの食文化では、イノシン酸とグルタミン酸を合わせた相乗効果で旨味が増すことを舌に刷り込まれています。一方、フレンチは旨味成分の相乗効果ではなく、味を重ねる技法で旨味を抽出していく特徴があります。その技法を駆使し、旨味が豊富な韓国料理の調味料をかけ合わせ、日本人の口に合うおいしさを追求しています。技法はフレンチ、調味料は韓国、食材は日本の生産者を訪ねて厳選したものを使っています。
レシピのインスピレーションは、そんな日本各地の食材から得ています。生産者のもとで試食させていただいた瞬間に、頭の中であの食材と組み合わせたいなと、“食材のお見合い”をするんです(笑)。今回、Ninja Twistiで考案した3つのレシピでは、「コリアンフレンチ」のエッセンスを取り入れつつ、Ninja Twistiの特長であるパワフルさや舌触りの違いが活きるものを目指しました。


「松の実と鶏ガラのお粥」は、「松の実のような固い食材でも物怖じしない!」という、Ninja Twistiへの絶大な信頼をもとに考案したレシピです。自動プログラムのExtractボタンを用いて、松の実ともち米、鶏ガラスープなどを撹拌しました。
松の実が豊富に含む油分と鶏ガラスープを乳化させ、鶏ガラがほんのりと感じられるやさしい味わいに仕立てています。目指したのは、舌に乗せたときにとろっとするテクスチャー。Ninja Twistiのおかげでもち米が均一に滑らかになり、イメージ通りの舌触りを表現することができました。


「豚肉とコチュジャンの万能スプレッド」は、少ない水分量でも肉の塊を粉砕できるという、Ninja Twistiのパワフルさを活かして作ったレシピです。フレンチのリエット(豚肉と豚の脂を乳化させて作るコンビーフ状のペースト)と、韓国の定番合わせ味噌・サンジャンを融合させたスプレッドで、パンやごはんなど、何に合わせてもおいしくいただくことができます。
豚肉をたっぷり使っているので、肉をしっかり食べている満足感が得られる食感を目指しました。舌触りが滑らかになり過ぎない、肉の繊維感を残したテクスチャーで、自動プログラムのSpreadボタンを使うことで再現することができました。仕上げにニンニク、青唐辛子、長ネギの薬味を入れることで、ざくざく食感がアクセントになってよりおいしくいただけると思います。


最後は「お米のアイスクリーム」です。家庭でアイスクリームを作ると、空気が少ないみちっとした凝縮感のあるものか、練り過ぎてどろどろになるか、なかなか上手くいかないんですよね。
そこで、Ninja Twistiの出番です。凍らせた牛乳は通常の氷よりも固いのですが、そこはNinja Twistiのパワフルさがカバーしてくれます。お米のでんぷんを冷えた状態で撹拌すると、どろどろに溶けることなく空気が抱き込めるので、ふわふわで滑らかなアイスクリームに仕上がります。
スムーズに撹拌するために生クリームを少しずつ注いでいく際、投入口があるのも便利ですし、やっぱり欠かせないのが内蔵タンパー。生クリームを足している間にも氷と乳化してどんどん固まってしまうのですが、内蔵タンパーで押し込むことでムラがなくなり、仕上がりの味わいがぐっと良くなります。


舌触りのバリエーションを発見してほしい
Ninja Twistiはプロが使っても遜色がないレベルのミキサーで、この価格帯でこのパワフルさは文句なしだと思います。スープやソース、ドレッシングなど、これ1台でなんでも作れちゃいますしね。専属シェフという道を歩んできました。
うちのような小さなお店では、業務用の大きなものより Ninja Twistiくらいコンパクトなミキサーで十分ですし、収納に困らない点はプラスです。洗いやすさもすごく大事なポイントで、8枚刃が付いているブレードユニットは本体から外して洗えるので、衛生的な状態を保つことができます。食洗機もOKなので、使い勝手がいいですよね。
料理はレシピ通りに完成しないと失敗だと思われがちですが、失敗には必ず発見があります。発見があるからこそ、料理は面白い。Ninja Twistiは1つの食材で異なるテクスチャーを生み出すことができるので、失敗を恐れずにトライして、舌触りのバリエーションを発見してみてほしいですね。そうすれば、きっと料理の楽しみも広がると思います。

RECIPE
木本陽子さんのおすすめレシピ
※ブレードユニットをピッチャーの下部に
取り付け、しっかり閉まっていることを
確認してからご使用ください。
松の実と鶏ガラのお粥
韓国にはチャッチュという松の実のお粥がありますが、それを鶏ガラのほんのりやさしい味わいでアレンジしました。栄養価の高い松の実の風味、とろっとした食感をお楽しみください。

- 調理時間
- 30分
- 分量
- 800ml (4~5人前)
- 材料
-
-
松の実40g
-
炊いたもち米1合分
-
鶏ガラスープ(顆粒タイプの場合、粉大さじ4:お湯800ml)800ml
-
ニンニク1片
-
- 作り方
-
- 1.松の実をフライパンで軽く煎る。(色はつけず、香りがする程度)
- 2.叩いて潰したニンニクともち米、鶏ガラスープ2/3を鍋に入れ、ニンニクの香りが移るまで5分ほど弱火で煮る。
- 3.2からニンニクを取り出して粗熱を取り、1と一緒にNinja Twistiに移してextractボタンを押す。撹拌の様子を見ながら残りの鶏ガラスープ1/3を少しずつ加える。
豚肉とコチュジャンの万能スプレッド
パンやごはんと一緒に食べることはもちろん、肉味噌のような使い方で麺類や野菜炒めにあえてもOKなので、冷蔵庫に常備しておくと使い勝手がいいと思います。サムギョプサルの豚肉の代わりにサンチュに巻いて食べてもおいしくいただけます。

- 調理時間
- 30分
- 分量
- 800ml(4~5人前)
- 材料
-
-
豚肩250g
-
豚バラ250g
-
長ネギ1/2本
-
ニンニク1片
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玉ねぎ1/2個
-
塩3g
-
テンジャン(信州味噌でも可)大さじ1
-
コチュジャン大さじ1
-
ごま油大さじ2
-
甘長唐辛子または
万願寺とうがらし
(ししとうまたはピーマンでも可)2本 -
青唐辛子1/2本
-
長ネギ1/2本
-
炒りごま適量
-
- 作り方
-
- 1.豚肉はひと口大に切り、油で狐色の焼き色がつくまで強火で焼く。
- 2.深鍋に1とぶつ切りにした長ネギ、ニンニク、玉ねぎ、塩を入れ、ヒタヒタの水を注ぎ、水分が飛ぶまで煮る。
- 3.粗熱をとった2をNinja Twistiに移し、テンジャンとコチュジャンを合わせてspreadボタンを押す。回した状態で投入口からごま油を少しずつ全て加える。
- 4.3をボウルなどに移し、粗みじん切りにした甘長唐辛子、青唐辛子、長ネギを合わせ、仕上げに炒りごまをふる。
お米のアイスクリーム
使用するお米の種類は問いませんが、おすすめはでんぷんのバランスが一番良かった「あきたこまち」です。撹拌後、アイスクリームに残ることがある米のぷちぷち食感が楽しいスイーツです。

- 調理時間
- 30分(冷凍時間除く)
- 分量
- 600ml(4~5人前)
- 材料
-
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あきたこまち40g
-
生クリーム80g
-
牛乳450ml
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シナモン0.4g
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砂糖60g
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ゼラチン6g(材料の水分量の1%目安)
-
生クリーム150ml
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- 作り方
-
- 1.ゼラチン以外の材料を鍋で沸かし、米に火が入ったらシナモンだけ取り出す。
- 2.1が温かいうちにゼラチンを溶かす。
- 3.2の粗熱を取り、氷の型に流して冷凍する。
- 4.型から外してNinja Twistiに移し、frozenボタンを押す。回りにくい場合は生クリーム150mlを少しずつ加え、タンパーと併用して攪拌する。
※撹拌後、少し冷やしたほうがおいしくいただけます。
木本陽子
「表参道いぇん」エグゼクティブシェフ
1991年、東京都生まれ。辻調理専門学校を卒業後、六本木の「ラトリエ ドゥ ジョエル・ロブション」でフレンチを、韓国・ソウルの「漢城(ハンミリ)」で韓国宮廷料理を学ぶ。帰国後は料理教室を立ち上げるなど、フリーの料理人として活動し、2021年より「表参道HYENE(現・表参道いぇん)」のエグゼクティブシェフに就任。フレンチ、韓国料理、日本の食材を融合させた唯一無二のジャンル「コリアンフレンチ」を提供し、ミシュランガイド東京2024セレクテッドレストランに選出。個人としては、2022年に「RED U-35」でゴールドエッグと岸朝子賞を受賞している。

表参道いぇん
- ■住所
- 〒150-0001
東京都渋谷区神宮前5-13-14
- ■アクセス
- 東京メトロ明治神宮前駅 徒歩4分
東京メトロ表参道駅 徒歩7分
- ■営業時間
- 18:00〜23:00(月曜休)
- ■webサイト
- https://hyene.hviewgroup.com